二日酔いに特効薬はあるか


「二日酔い」の状態は、急性アルコール中毒の一種です。お酒の主成分であるエチルアルコールは、肝臓で分解され水とアセトアルデヒドになります。このアセトアルデヒドの毒性が二日酔いの主役になります。二日酔いを一刻も早く治すにはどうすれば良いのでしょうか。迎え酒が一番と言うお方も居るでしょうが、これは単なる心理的なもので、苦痛は一時的に和らぐように思えますが、苦痛を先にのばすだけで何の効果も得られません。体のためにも、避けた方が良いと思われます。「二日酔い」のときは呼吸が浅くなりがちですので、呼吸を整えることを忘れてはいけません。アセトアルデヒドを早く酸化させるためにも、体内に酸素を多く取り入れることを心掛けてください。ぬるま湯につかるのも毛細血管を膨張させ、そこに沈着しているアセトアルデヒドを取りのぞく効果が期待できます。一般的な医者の療法としては、果糖やブドウ糖の注射があります。「二日酔い」の時は血中の糖度が低くなりますので、糖分の補給は効果的といえます。昔から柿を食べるのが良いと言われるのも、柿には果糖が多く、タンニンやペクチン、ビタミンC等が多く含まれており、利尿作用があるので、アルコール代謝を助ける効果があるということからです。
「二日酔い」にならないためにも心掛けるべきことは、空腹時の飲酒を避けること、高タンパク質の食物を取り糖分を補い、胃の負担になる食べ物や刺激物を避け、姿勢を整え、呼吸を整えて、ゆっくりとしたペースで飲むことです。
まずはともあれ、飲みすぎない様にするのが一番の特効薬です。飲みすぎにはご用心、ご用心!!



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